当社は、素晴らしい眺望や良質な温泉を満喫できる土地、人や車の気配を感じさせない広大な敷地といった、リゾート感のある土地を提供させていただいています。しかし、すべての要素を兼ね備えた土地を見つけることは容易ではありません。そこで、その土地の持つリゾートの要素を最大限に活かした建物のプランニングが必要となります。建物のイメージ作りが難しいと思われる方には、これまで数々の別荘を造ってきた経験を活かし、当社がプランニングのアドバイスをさせていただくことも可能です。
villa t project(建売)の場合は、計画の段階から、その土地に何度も足を運びます。それは、季節や時間帯、また天気によっても、景色の見え方や風の流れなどが変わるからです。そして、建築が始まってからも現場に出向き、施工業者等とコミュニケーションを取りながら工事を進めます。通い続けることで、計画段階では見えなかった新たな発見をすることもあります。こうして、土地と向き合うからこそ生まれる細かなこだわりが、心地よい非日常空間をつくります。
敷地にゆとりがあれば、道路から玄関までに、適度な距離をとることができます。玄関を直接見えないようアプローチを曲折にすることや、周囲を木竹などの植栽で囲むことで、期待と高揚感が高まります。建物へのアプローチは、人を非日常の異空間に誘う大切なポイントです。
浴室と洗面室、トイレは一体の空間であり、別荘の価値を決める要素の一つです。眺望を楽しめる配置にする、素材の質感にこだわる、景色を取り入れるための大開口を設ける…など、五感を開放できるよう工夫します。また、照明やスピーカーなどを効果的に使用することで、上質な癒しの空間を演出します。
素足で踏む床、視界に入る壁や天井、照明器具などは、天然素材を使うことによって、それぞれの表情に変化が生まれ、さらに、時間の経過とともに建物全体の深みが増していきます。自然に溶け込むような建物の設計を心がけ、できる限り天然のものを取り入れています。
近年見かけなくなった広縁や縁側は、通路として使われるほかに、室内と屋外との接点としての役割をもち、気軽な応接スペースとして活用されることもある空間です。その空間をアウトドアリビングとして、懐かしい日本を感じつつ、新しいライフスタイルが生まれるように建物の中心に設けます。
季節ごとに美しく変化する景色や、庭にシンボルツリーがあるような場合、それを絵画のように大開口で切り取ります。特に、座って過ごす時間が長いリビングやダイニングは、家具の位置や高さをイメージして、そこから見える風景を意識したプランニングを行います。
光以上に影を意識しています。照明のシェードから漏れる明かりが、床や壁、天井に影をつくる。水盤に映る月、障子越しに見える樹木の影。ひかりと陰影が織りなす風情に魅せられます。
作家に注文して作るオリジナルの照明、素材にこだわってしつらえた調度品や雰囲気に合わせた骨董品など、オンリーワンのものを取り入れています。建築や設計による演出だけでなく、趣のあるインテリアを目指します。
歴史のある別荘地には、古き良き建物が残っています。古民家の再生は、新築に比べて大変なケースもありますが、再び息を吹き込むことで、日本の文化を次世代に残すことができます。今後、中古住宅の流通が盛んになるといわれています。当社では、中古住宅については建築士のホームインスペクターが専門家として建物の現況検査を行い、不動産物件の建物としての機能を評価(既存建物物流性能評価)します。そして、検査結果をご報告したうえで、必要に応じて、リフォームのご提案までを一括して行うことができます。