2017年2月にリニューアルオープンMOA美術館。杉本博司氏・榊󠄀田倫之氏が主幹する「新素材研究所」が、本館ロビーと展示室を主に空間デザイン監修しました。新しく生まれ変わった美術館は建築デザイン的にも楽しめますので、一部紹介します。展示室入口は縦格子の扉。
床は上面に湾曲している敷瓦。是非、湾曲さを足の裏で感じてみてください。
展示ブースのガラスに映り込まないように対面にある壁は黒漆喰。アールがついた壁とアール幅木の組合せは職人さんの苦労を感じます。
見えないガラス。継ぎ目があるから気付く、低反射ガラス。
床は手前からタモフローリング 見切りの真鍮 四半敷の敷瓦。
奥行1.3mもある尾久杉の展示台は免震装置が設置されているとのこと。手前の溝には低反射ガラスが填められています。
床と同じ瓦のアールがついた幅木。
階段ホール。縦格子から漏れる光がやさしい空間。
縦格子を45度回転し設置。
ショップの床はタモのフローリングと花崗岩。見切りには真鍮を使用。
扉の隙間から漏れる光でできるタモフローリングの溝の陰影。表面はうずくり加工か。
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